せっかくの支援が無駄に=アフリカ撤退後が肝心−日本のNGO せっかくの支援が無駄に=アフリカ撤退後が肝心−日本のNGO アフリカ支援の体験を語るNPO法人「ADRA Japan(アドラ・ジャパン)」の橋本笙子理事=2日午前、横浜市 第5回アフリカ開発会議(TICAD5)開催中の横浜市で2日、アフリカ支援を行ってきた日本のNGOによるシンポジウムが開かれ、NGOの連合体「ジャパン・プラットフォーム」の柴田裕子海外事業部長は「援助を終え(撤退後)しばらくして現地に行ってみると、せっかく造ったトイレは管理できず使われていなかったり、井戸は壊れて放置されていたりすることがある」と述べ、アフリカの人々だけで維持できる仕組みの構築が重要と訴えた。 エチオピアに逃れていたスーダン難民の帰還事業を行ってきたNPO法人「ADRA Japan(アドラ・ジャパン)」の橋本笙子理事も「援助漬け」で無気力になった