漫画「美味しんぼ」が、福島第一原発を訪れた主人公が鼻血を出したり激しい疲労に襲われたりしたことを「被ばくしたから」などと表現したことについて、閣僚による批判が相次いだ。 福島選出の根本匠復興相は「地元住民の感情を鑑みると、非常に残念で遺憾だ」と指摘。放射能の不安をぬぐい去るための「リスク・コミュニケーション」(リスク教育)の充実を求めた。同じく福島が地元の森雅子消費者相も「根拠のない差別や偏見を助長する」と懸念を表明した。 太田昭宏国土交通相は「表現の自由は大事だ」としつつ、「風評を懸念する福島の心情をよく理解する必要がある」と強調。下村博文文部科学相は「放射線に関する国民の科学的理解の向上に努め、風評被害が広がらないようにしたい」、石原伸晃環境相は「ホームページなどを使い、正しい情報を発信したい」と語った。 (朝日新聞デジタル「美味しんぼ描写、閣僚ら相次ぎ批判 「偏見を助長」」より 20
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