経営が悪化している学校法人堀越学園(群馬県高崎市、大島孝夫理事長)は、8月分の給与を支払日の25日までに教職員へ渡さず、最大で昨年9月から1年間給与を受け取っていない教員も出たことが26日、複数の理事への取材で分かった。 同学園が運営する創造学園大や専門学校に在籍する学生からの後期授業料も、思うように集まっていない。外部スポンサーからの資金援助も宙に浮いたままで公共料金の支払いも滞っている状況だ。 同学園の関係者によると、給与が払われないにもかかわらず、教職員は授業や事務など仕事をこなし、中には合間に生活費を得るアルバイトを強いられている者もいる。辞めた教員が行っていた授業を引き受けた教員もおり、給与の未払いについて、教職員への具体的な説明も26日までになかった。教職員の1人は「1年も払われないなんて信じられない」と、途方に暮れている。 同学園は、堀越哲二氏ら旧経営陣が地位保全を求めて、東