いささか旧聞に属するが、今月初めの 2 月 4 日、総務省報道発表資料「西日本電信電話株式会社に対する業務改善命令等」やasahi.com の記事などによると、NTT 西日本が、ADSL 接続を提供するために取得している他の電気通信事業者の ADSL 顧客の名簿から、35 万件にのぼる個人情報を自社の光ファイバー回線の営業に使う目的で販売代理店に提供したという。 総務省は、これが電気通信事業法 30 条 3 項 1 号に抵触するとして業務改善命令を発令。また、個人情報保護法に基づく「電気通信事業における個人情報保護に関するガイドライン」にも違反しているとして文書による厳重注意を行った。そして、47NEWS の記事によると、ソフトバンクが NTT 西日本に対して近く損害賠償請求訴訟を起こすといい、KDDI などの他社も追随する可能性もあるそうだ。