5.ワークシート関数の利用 ここで述べたように、Excelのワークシート関数には、引数として配列を扱えるものが結構あります。 一見「セル範囲」を指定しているように見えても、実はその範囲の値を配列として処理しているのです。 「セル範囲」というのはVBAのデータ型で言うとRangeですが、実際にRange型の引数しか指定できないのは、RANKやOFFSET、SUMIF、COUNTIF、PHONETICなどです。 一方、SUMや、VLOOKUPの「範囲」のような引数は、Range型ではなくVariant型であり、セル範囲として与えられたとしても、最終的には配列的に処理されます。さらに、セル範囲ではなく、直接配列を指定することも可能です(こちらも参照)。 これらの「配列を扱える」ワークシート関数の多くは、VBAのコードの中で、2次元までの配列を処理するために利用することができます。 たとえば、数値