前回ボクが書いた記事「入っちゃダメっぽいところめぐり」で、自分で勝手に自分の身分証明書を作成したのだが、その完成度というか、「身分証明書らしさ」が低かった。 そこで、もっとよりリアルな、説得力のある自作身分証明書を作りたい、そう思ったのだ。 前回の身分証明書に足りないものは何だったのか、探りながら進んでいった。 (工藤 考浩) 本人確認書類を本人が作る 本来、身分を証明するのが本人であってはいけないわけで、官公庁や企業、学校などの、社会的信用性がある組織が発行しなければ、身分証明にはならない。 つまり、自分で身分証明書を作るということは、「オレだよ、オレオレ、だからオレだってば。」 と言っているのと同じことだ。 しかし、ときに人生には、自分で自分を信じるしか乗り超えようのない出来事がある。 そんな時のために、自分の身分証明書を自分で完成させたい、そう思い立ったのだ。