子宮頸(けい)がんワクチンの接種後に重い副作用が出ている問題で、患者や家族らでつくる「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」などは6日、東京都内で集会を開き、国がワクチンを積極的に勧めることを再開することに対し、改めて反対する方針を表明した。 茨城県の中学2年生は、「いろんな病院で、精神的、気のせいと言われた。悔しく怒りを感じた」と話した。 同連絡会では、ワクチンを接種した全員を対象に、副作用の実態調査を行うよう国に求めている。
子宮頸(けい)がんワクチンの接種後に重い副作用が出ている問題で、患者や家族らでつくる「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」などは6日、東京都内で集会を開き、国がワクチンを積極的に勧めることを再開することに対し、改めて反対する方針を表明した。 茨城県の中学2年生は、「いろんな病院で、精神的、気のせいと言われた。悔しく怒りを感じた」と話した。 同連絡会では、ワクチンを接種した全員を対象に、副作用の実態調査を行うよう国に求めている。
関連トピックス新型インフルエンザ 長崎県大村市内の小児科医療機関で、不活化ポリオワクチンの接種を希望した1歳5カ月の男児に、過ってインフルエンザワクチンを接種するミスがあったと、市が7日発表した。男児は接種ミスがあった夜、食べたものを吐いて市内の別の病院を受診したが、現在は健康に問題ないという。市は「誤接種との因果関係は不明」としている。 市によると、10月31日午前、男児と母親が医療機関を訪れ、母親がインフルエンザワクチン、男児が不活化ポリオワクチンの予防接種を希望した。問診票がどちらも白色の紙だったため、担当した医師が2人ともインフルエンザワクチンの接種と思い込んだという。 接種直後、医師が問診票を再確認して誤りに気付き、まだ院内にいた母親に謝罪。不活化ポリオワクチンの接種も希望したため、その場で接種した。
28日午後5時20分ごろ、名古屋市天白区平針の名古屋記念病院から「入院患者が死亡した」と愛知県警天白署に通報があった。本来開いているはずの人工呼吸器のバルブが閉まっていたといい、県警天白署は事件、事故両面で調べている。 同署によると、死亡したのは愛知県日進市赤池、無職、佐藤光代さん(58)。同日午前11時45分ごろ、佐藤さんの異常を示すアラームが鳴り、看護師が駆け付けたところ、人工呼吸器の酸素流量計バルブが閉まり、酸素が送られない状態だった。既に意識がなく、治療したが約2時間半後に死亡した。 同署によると、酸素流量計は手で回してバルブを開閉し酸素の量を調整する仕組み。佐藤さんは末期の肺がんで2月2日から入院。病室は個室で夫と娘2人が付き添っていたという。【稲垣衆史】
埼玉県新座市の歯科医院「にいざデンタルクリニック」で6月、治療中の女児(当時2歳)が気道に綿を詰まらせ死亡した事故で、県警は1日、院長だった元歯科医の亀田幸子容疑者(37)(青森県五所川原市十三)を業務上過失致死容疑でさいたま地検に書類送検した。 発表によると、亀田容疑者は6月13日午後、同医院で、女児の上前歯を治療中、直径8ミリ、長さ2・5センチの円柱形をした止血用の綿を気道に詰まらせ、約15時間後に低酸素脳症で死亡させた疑い。 調べに対し、「普段から綿を指で押さえていなかった。唇と歯茎で挟めば大丈夫と思った」と容疑を認めているという。 女児は同日午前、自宅で椅子から転落し、前歯がぐらついたため来院。激しく泣き叫ぶなどしたため、助手3人と母親が手足や頭を押さえていた。
胸痛を訴えた男性が05年、大分県宇佐市の病院で当直医の診断を受けた後に急死した医療事故を巡り、遺族が病院に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が26日、福岡高裁であった。広田民生裁判長は「当直医は内科医で、急性心筋梗塞(こうそく)の診断や治療経験がなく、循環器の専門医と同等の判断を要求することは酷」と指摘。病院側の過失を認めて遺族に約5100万円の賠償を命じた1審・大分地裁中津支部判決を取り消し、遺族の請求を棄却した。 地方の救急病院の当直態勢にどこまで専門性が求められるかが争点になった。病院側は控訴審で「当直医の確保がやっとで、当直医に専門医と同レベルの注意義務を課せば地域医療の崩壊が加速する」と主張していた。判決後、病院側の山本洋一郎弁護士は「地域医療の限界をくみ取ってくれた画期的判決」と評価した。【岸達也】
大阪市消防局は20日、救急車のAED(自動体外式除細動器)が故障のために作動しないトラブルがあったと発表した。今月7日夜、心肺停止状態だった同市の男性(60)に対して使用したが、蘇生措置ができず、男性は搬送先の病院で死亡した。AED内部にあるトランジスタが何らかの原因で脱落し、胸部に取り付けるパッド部分に電流が流れなかったらしい。市は故障と死亡の因果関係は不明としている。 故障したのは医療機器販売会社「日本光電工業」(東京都新宿区)の製品「TEC-2313」。医療従事者や救急救命士が扱う「半自動式」のAEDで、公共施設などに設置されている機種とは異なる。国内では地方自治体を中心に同じシリーズのものも含め884台を販売。同社は「同様の故障事例は把握していない」としており、製品の回収などは行わない。大阪市では他に22台の同機種を救急車に搭載しているが、異常はなかった。 市消防局によると、故障し
静岡市清水区の女性(当時45歳)が2005年、同区内の産婦人科医院(閉院)で受けた中絶手術の前処置がきっかけで死亡する事故があり、静岡県警は、必要な輸血の準備をしなかったことが死亡につながったとして、執刀した60歳代の男性院長と妻の医師を業務上過失致死容疑で静岡地検に書類送検する方針を固めた。 中絶手術の死亡で医師が刑事責任を問われるのは異例。 捜査関係者などによると、女性は05年9月に同医院で中絶手術の前処置として子宮を拡張する手術を受けた際、院長らは器具で子宮周辺を傷つけた。子宮の全摘出手術をしたが、輸血の準備を怠ったため、女性が大量出血を起こしたのに対応できず、女性を失血死させた疑いがもたれている。 女性の遺族は、院長を相手取り約9300万円の損害賠償を求めて08年2月に静岡地裁に提訴(係争中)。09年9月に業務上過失致死容疑で院長を県警に刑事告訴した。告訴状では、子宮の全摘出手術に
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