27日午後4時55分頃、大阪府松原市立部の路上で、近くの小学3年の男児(9)と、配達中の郵便局員の男性(23)が、土佐犬に相次いで襲われた。 男児は顔や首など5か所以上をかまれ、あごを骨折するなど重傷を負い、男性も右ひじをかまれ軽傷。府警松原署の調べに、近くに住む飼い主の会社員瀬良明豊容疑者(23)が「オリの鍵をかけ忘れた」と供述、同署は28日未明、重過失傷害容疑で逮捕した。 発表によると、土佐犬は雄の3歳で、体長1・5メートル。瀬良容疑者は闘犬大会に出場させるため自宅で6頭を飼育していた。1頭ずつオリに入れていたが、この犬のオリの鍵だけをかけ忘れて外出した。 付近の住民らの話では、男児は友達4、5人で遊んでいて襲われた。近所の男性が犬を棒でたたいて男児を助け出し、シャッターを下ろした自宅車庫の中に子どもたちを避難させたという。2、3週間前にもオリから逃げ出した土佐犬が付近をうろついていた