主人公のナギ(右)。背景は仙台市中心部のアーケード街にそっくりだ((c)武梨えり/一迅社・アニプレックス) 仙台市と近郊を舞台にしたテレビアニメ「かんなぎ」が東北放送など全国各局で放映され、モデルとなった場所を訪ねるファンが増えている。仙台市内のアニメ店で関連品の売り上げが伸び、ご当地アニメを生かした地域活性化の期待も膨らんでいる。 七ケ浜町の鼻節神社は、アニメに登場する神社のモデルでないかとインターネットで話題になり、訪れるファンが多い。町観光協会によると、参拝客はこれまでの5倍以上に増えた。 登米市のファンの男性(45)は「アニメそのままの風景で感動した」と話す。 アニメでは特定の地名は出ないが、神社のほかにも、青葉区のJR仙台駅前やアーケード街、宮城野区のJR陸前高砂駅の周辺を思わせる風景が続々登場する。 青葉区のアニメ店「アニメイト仙台店」は、かんなぎの原作本やDVDが全国