震度5弱以上の地震が来る前に発表する気象庁の緊急地震速報が、東日本大震災後に多発する余震で、精度が落ちている。信頼が損なわれているが、それでも3回に1回ほどは的中しており、専門家らは「大きな余震が続く可能性が高い。誤報と思わず身構えてほしい」と呼びかけている。 緊急地震速報は、震源近くの地震計で最初の揺れをとらえ、瞬時に地震の規模や震度を計算、最大震度5弱以上と予測すると速報する。2007年から運用を始め、震災前までは17回のうち10回で確率は58%だった。 ところが、11日の東日本震災後から20日までに速報は36回出たが、実際に震度5弱以上の揺れがあったのは11回で、的中の確率は約30%となっている。システムが同時に複数の地震を想定していないことが原因で、地震の規模や発生場所を誤って計算して速報が出ることがあるという。すぐに改良する予定は無く、地震後の余震がおさまるまで誤報は続く見込
日本プロ野球選手会の新井貴浩会長は21日、札幌ドームで行われた日本ハムとのオープン戦出場後、セ・リーグの3月29日への開幕延期決定についての見解を示した。 選手会として、パ・リーグと同様、4月12日まで開幕を延期するべきであり、今後もそれを要望し続けるが、日程がこのまま変更されない場合であっても、3月29日のセ・リーグ開幕をボイコットしないことを確認した。22日に文部科学省から来庁を要請されており、選手会としての意思を選手の意思を正確に伝える意向という。 新井会長は「選手へのヒアリングの結果、セ・パ同時開幕を、という意見が大多数だった。(セ・リーグの)電力などへの配慮は理解している部分もあるが、選手会としてはセ・パ同時開幕は一貫している。これからも意思表示をしていく」とコメントした。 【関連記事】 延期は4日…新井会長、同時開幕かなわず「複雑」 ヤクルト選手会は「29日開幕」NO
東日本大震災で、天皇陛下は16日、「1人でも多くの人の無事が確認されることを願っています。また、現在、原子力発電所の状況が予断を許さぬものであることを深く案じ、関係者の尽力により事態の更なる悪化が回避されることを切に願っています」というビデオメッセージを発表された。 天皇陛下が国民向けのビデオメッセージを出すのは初めて。
東日本大震災発生から5日目の15日、壊滅的な被害を受けた福島県南相馬市で損壊した自宅から全盲の78歳の女性が救助されていたことが16日、分かった。福島県警が明らかにした。健康状態に問題はないという。 15日午後3時半すぎ、同市小高区に住むこの女性から「近所の人がみんなどこかに行ってしまった。水が出なくて困っている」と県警南相馬署に連絡があった。同署員が駆け付けたところ、自宅にとどまっている女性を発見。救助し、避難所に搬送した。女性は独り暮らしだった。小高区がある南相馬市南部は福島第1原発から半径20キロ圏内にあり、避難指示が出されている。 【関連記事】 〔写真特集〕福島原発 水素爆発、危険続く 〔写真特集〕東北地方太平洋沖地震 【東日本大震災】トップページ 【特集】東日本大震災ニュース総まとめ 【動画】宮城県気仙沼市での救援活動=東京消防庁緊急消防援助隊
東北沖大地震は、記録が残る中で国内最大の規模(マグニチュード=M)8.8を記録した。1995年に起きた阪神大震災(M7.3)の約180倍という、とてつもない巨大地震。気象庁によると、太平洋沖の岩手県から茨城県まで、複数の震源域が連動して動き、巨大地震になったとみられる。専門家は「死者1000人を出した貞観(じょうがん)地震(869年)に匹敵する」と指摘する。 M8.8という規模は、どれほどのインパクトを持っているのだろうか。 地球の表面を覆う岩板(プレート)の境界では「プレート境界型」と呼ばれる巨大地震が起きやすい。大きな被害をもたらした過去の東海地震、東南海地震、南海地震などはいずれもプレート境界型。気象庁は、今回の東北沖大地震も海側の太平洋プレートが陸側の北米プレートの下にもぐり込むプレート境界で起きた地震と分析する。 これだけの規模になったのは、プレートのずれが大きかったからだ。気象
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