尖閣諸島で揉めている日中の感情的対立は過去最高の水準に達している。 一方で、経済的な日中の結びつきも過去最高に達しており、 これから日本人が中国人とどう付き合うかは大きな課題だ。 私のやっている統計学は、おそらく中国人の比率が最も高い学術分野の一つで 北米の国際学会でさえ、中国人や中華系の参加者の数は全体の半数に近い。 そして私が5年間学んだW大M校の統計学科は、伝統的に中国人が多く、 博士レベルのコースを取れば、中国人が8割超ということも珍しくない。 アドバイザーや研究室の仲間もみな中国人だったし、 一緒に働いた中国人、指導した中国人も数多い。 娘の学校の知り合いにも中国人は何人もいる。 北米に来た8年間で中国人の知人は50人近くに達するし、 これからも彼らと一緒に仕事をしていくことは避けて通れない。 そこで、私は香港を除けば中国に行ったことはないけれども、 米国での経験をもとに 中国人