2011年9月6日〜8日の3日間、神奈川県のパシフィコ横浜・国際会議センターにて、ゲーム開発者の技術交流などを目的としたCEDEC(コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス) 2011が開催されている。 本稿では、開催初日にセッションひとつとして行われた“画像認識技術の使い方と最新の取り組み”についてリポートしていこう。昨今のゲームでは、顔認識技術を使ってプレイヤーの動きをリアルタイムで感知して、ゲームに反映する技術が使われているものがある。『グランツーリスモ5』で使われた“フェイストラッキング”もそのひとつ。このフェイストラッキングとは、プレイステーション3のUSBカメラ“PlayStation Eye”を利用した機能で、同カメラに顔を認識させた状態でレース中にプレイヤーが顔を左右に動かすと、ドライビング中の視点も連動して左右に動くというもの。本セッションの後半では、