グーグルは2012年10月4日、動画配信サイト「YouTube」の著作権管理システムについて説明会を開催した。違法にアップロードされた動画や音楽を検出する「コンテンツID」の機能を定期的に強化し、映像の歪みやサイズの違いがあってもより正確に抽出できるように改良を進めているとした。 YouTubeでは2007年に著作権管理システム「コンテンツID」を導入した。まず、コンテンツの所有者から違法アップロードを防ぎたい動画や音楽のデータの提供を受ける。そのデータの内容を分析し、特徴を抽出してIDファイルあるいはフィンガープリント(指紋)と呼ばれるデータとして保存する。ユーザーがYouTubeに動画を投稿した時に、IDファイルと照合して違法アップロードではないか診断する。YouTubeでは、時間換算で毎日100年分もの動画をスキャンしているという。 当初のコンテンツIDシステムは、検出精度に問題があ
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