少子・高齢化、人口減少、円高、高い法人税など、日本企業を取り巻く経営環境は厳しさを増している。おまけに、東京電力福島第1原子力発電所の事故によって発生したエネルギー不足問題。日本国内にとどまっている限り、待っているのは「衰退」の2文字しかない。 では、どうしたらいいのか。 成長分野に身を投じて、自社の役割を見いだすことだ。より具体的に言えば、急成長している新興国に代表されるグローバル市場において自社の「強み」を発揮して、ビジネス展開をより加速するべきだと思う。 本コラムは、日本企業の経営者にとって最大の関心事である「グローバル化」に関する話題を取り上げる。グローバル化の成功事例や失敗事例などを通して、グローバル戦略の本質に迫りたい。 グローバル市場に挑む経営者やグローバル人材の育成を手掛ける教育機関、グローバル・リーダーの育成に詳しい有識者などの取材を通して、グローバル経営にまつわる問題に