気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン サムスングループの李健煕(イ・ゴンヒ、69歳)会長が、経営の第一線に復帰して2011年3月で1年になった。李会長は、2008年4月に不正資金疑惑で世間を騒がせたとして国民に謝罪し、会長職から退陣していた。 しかし2年後の2010年3月には、トヨタ自動車のリコール問題などを背景にした強い危機感から会長職に復帰した。復帰するや否や、社員に向けて「今が本当の危機」だと言及した。過去にも「危機」を強調してきたが、これまでない強い語調であったことから、「再び危機論」として注目されている。 この「再び危機論」は、サムスングループの世界27万人の社員たちの琴線にどれだけ響いたか測るすべはない。だが、実際、業績を飛躍的に伸ばした。サムスン電子の2010年業績
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