【ニューヨーク時事】米娯楽企業ハードロック・インターナショナルのジェームズ・アレン会長は21日、同社が北海道苫小牧市で開業を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)に、50億ドル(約5500億円)超を投じる意向を明らかにした。ニューヨークで時事通信のインタビューに応じた。 IRをめぐっては、国の基本方針の公表が遅れる見通しとなり、早期の実現には不透明感が漂っている。一方、アレン会長は北海道での集客に自信を見せ、カジノ開業に強い意欲を示した。 アレン会長は、実現すれば投資規模は最終的に「50億ドルを超える」と説明。施設での直接雇用が4000人超となるほか、取引業者なども含め、1万人を超える雇用創出効果があると述べ、地元への貢献をアピールした。 IRをめぐっては最大3カ所の枠をめぐり全国の自治体が誘致合戦を繰り広げている。アレン会長は、来年前半にも北海道が立地先に決まることに期待感を示し、同社