新型コロナウイルスに感染したバレーボール部員を「せき込み君」と揶揄(やゆ)する暴言を繰り返すなどしたとして、熊本市教育委員会は26日、部の顧問だった市立中の男性教諭(53)を停職2カ月の懲戒処分にした。聞き取りに対し「毎日一緒に練習しているから多少厳しくしても大丈夫だと思った」と話した。市教委は「教師にあるまじき言動だ」としている。 市教委によると、教諭は令和4年4月~5年7月、男子バレー部の指導で「チキン」「あまちゃん」と人格を否定する発言をした。他にも「しばくぞ」「ミスりやがって」など計約70種の暴言を繰り返した。 新型コロナに感染した部員には「何でかかってるんだ」と10分間責め、精神的苦痛を与えた。同部では、生徒1人が退部し、欠席が多くなっているという。 5年7月、保護者から市教委に相談があり、顧問や担任を外れた。教諭は過去にも部活動の指導を巡り、市教委から2度注意されていた。
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