◇赤城山ヒルクライム大会 30代選手が圧勝 25日開かれた自転車レース「第6回まえばし赤城山ヒルクライム大会」で、実行委員会の中心組織の前橋市は27日、一般男子F(60歳以上)の部の優勝者が、同じチームの30代選手の「替え玉」だったとして、失格処分にした。優勝タイムは1時間11分22秒で、2位と3分11秒の差を付けた。市は1位を空位とし、2位以下の順位はそのままにした。市スポーツ課は「前代未聞の不正。これまでは各出場者の倫理に任せていたが、今後は何らかの対策を検討しなければならない」としている。 市スポーツ課によると、不正をしたのは埼玉県の愛好家チーム「サイクルビート」。チームの説明では、当初出場予定だった61歳の選手が出られなくなり、「誰か代わりに走ればいいのではと、軽い気持ちで30代のチームメートが出場した」という。チームの代表は不正が発覚して後々出場できなくなったら困ると思い直し