しんかい6500(しんかいろくせんごひゃく)は、国立研究開発法人海洋研究開発機構が所有する大深度有人潜水調査船。2012年現在、世界で2番目[注 1]に深く潜れる、運用中の潜水調査船である。「しんかい2000」の運用実績をもとに1989年に完成し[1][2]、2002年11月には「しんかい2000」が運用休止となったため、日本で唯一の大深度有人潜水調査船となっている。 リミティング・ファクターなど後に開発された調査船と比較しても劣らない性能を有する[3]。 2040年代に設計上の寿命を迎えるが、製造技術やコストの問題もあり後継には無人機を予定している[4][5][6]。 1989年1月19日、三菱重工業神戸造船所(兵庫県神戸市兵庫区)において進水式が行われ、一般公募により「しんかい6500」と命名された。同年、メーカーによる三陸沖・日本海溝での潜航能力試運転においてテストパイロットを務めた