2000年代から2010年代前半にかけて大流行した疾病の一つで、患者数は日本国内だけでも100万人いると言われている。2020年現在では小康状態にあるが、いつまた大流行の兆しを見せるか不透明であるとして、今も警戒が続けられている。患者の年齢層も幅広く、下は幼児から上は80代まで、さらにはネコにまで感染例がある。当初は男性のみが罹患すると思われていたが、2003年10月以降は女性患者への感染も急激に増えている。N型ウイルス(後述)が出現した2007年以降は、幼児や小学生への感染も多数確認されている。 海外での感染例も報告され、一時期には極めて深刻な状況となっていた。その感染力は、あの丹波被曝症や般若病をはるかに超え、日本国内においては旧伝染病予防法(1999年に廃止)では、「法定伝染病」に指定されていた。現感染症法では「極類感染症」に指定されている。国際的にも世界保健機関が制定したLabor