2010年08月15日17:45 カテゴリ書評/画評/品評Love 利他的遺伝子 - 書評 - ヒトはどうして死ぬのか 幻冬舎小木田様より献本御礼。 ヒトはどうして死ぬのか 田沼靖一 お盆に読む本として本書以上にふさわしい本はない。 死ぬのが怖い人は、ぜひ本書で知って欲しい。 我々には一人残らず「きさまは常に死んでいる」があてはまるのだということを。 本書「ヒトはどうして死ぬのか」のどうしては、「どのようにして」、howの意味であると同時に、「なぜ」whyの意味でもある。細胞死の研究者である著者は、そのことを通して死がいかに生にとって不可欠であるかを説く。 目次 まえがき 私がなぜ「死」の謎を追うのか 第1章 ある病理学者の発見 第2章 「死」から見る生物学 第3章 「死の科学」との出合い 第4章 アポトーシス研究を活かして、難病に挑む 第5章 ゲノム創薬最前線 第6章 「死の科学」が教え