ここしばらく、これは使えるとdel.icio.usを集中的に利用しつつ、何をそんなに気に入っちゃったのか、いまひとつはっきりしないところもあった。タグやらフォークソノミーはもちろん面白いし、どこからでも登録・参照できるのが便利なのも間違いない。でも、それだけじゃないんだよなと考えていたわけだが、昨日ふと思いついた答え:あぁ、これは情報カードなんだ。 その昔、本や論文を書くには、文献を読み漁って気になる点をせっせとカード(京大式カードなんて、懐かしい)に抜き書きしていた。そしてある程度カードがたまった段階で、それを眺めたり仕分けたり並べたりして構想をまとめ、執筆中もカードを頼りに引用をして論点を補強していったわけだ。 その後コンピュータが登場し、『思考のエンジン』(奥出直人、ISBN:4-7917-5134-5)とか『考える道具としてのMacintosh/HyperCard』(梅村恭司、IS