何年か前、Webがブームの頃に、Adobe開発チームは重要な分岐点を迎えた。Adobe社は、PhotoshopをパブリッシングとWeb開発の両方をサポートするオールインワンのグラフィックスツールとして開発を進めるか、Webグラフィックス作成専用に別のWebグラフィックスエディタを作成するか、という選択を迫られた。同社は、ImageReadyをWeb開発とGIFアニメーション用に分離して、Photoshopをデスクトップパブリッシング用とする道を選択した。今、オープンソース界のPhotoshopともいうべきGIMPが、同じような決断を迫られている。 GIMPの分割を検討するべきときがきた。今、GIMPには、現在の標準に適合した新しいグラフィカルユーザインタフェースが必要であり、また同時に、オープンソースコミュニティはパブリッシングとWebデザイン用に分離したツールを必要としている。 私は数