Windowsの実行ファイルやDLLには、プログラムのコードの他に任意のデータを「リソース」として追加することができます。リソースを使うと各種アイコンやビットマップ、メニュー、文字列などさまざまなデータを一つの実行ファイルにまとめられるので、配布やプログラムのコピーが楽になるという利点があります。 Visual C++など最近のビジュアルなプログラミング環境では、アイコンやメニューのリソースを作る場合もちょっとした設定で自動的に作ってくれるのですが、今回は独自形式のバイナリイメージをリソースとして実行ファイルに統合し、プログラムからそのリソースを読み込んでみましょう。この方法を使うと、画像やサウンド、あるいはゲームのマップやイベントデータなどどんなデータでもリソースとして扱えることになります(画像に関しては、ビットマップリソースを扱うAPIもあります。ただ、24ビットのBMPから32ビット