人工呼吸器や医療用のマスクの需要が高まり、世界的な争奪戦の様相も見せる中、中東のイスラエルは対外工作活動を担う情報機関「モサド」を切り札として投入し、医療機器の確保に成果を上げていると強調しています。 これを受けてモサドは、海外に張り巡らせたいわば「スパイのネットワーク」も活用して、国内で不足している医療機器の調達に当たっています。 コーヘン長官はイスラエルメディアのインタビューで「最も力を入れているのは人工呼吸器の調達だ。競争は激しいが、穏やかに表現するならば、われわれ全員が一生懸命やっている」と話しました。 こうした中、イスラエルのテレビ局はふだんは場所すら明らかにされていないモサドの本部などで、工作員たちが調達任務に当たる様子を取材したとする特集番組を放送しました。 この中で、調達担当の責任者となったモサド工作員が覆面インタビューに応じ、人工呼吸器などをめぐる国際的な競争の中、「隙間