前世は草食動物?ってくらいに野菜が大好きな人がいるかと思えば、「まずは肉。肉食動物は草食動物を食べてるから肉を食べれば結果、野菜食べてるのと一緒」という独自の理論で野菜を避けようとする人もいる。 同じ人間でも食べ物の好みは様々なのはなぜだろう?どうやらその秘密は身体の中にあったようだ。 実は遺伝子レベルで野菜が嫌いな人がいるらしいのだ。野菜が苦手な人は、特定の遺伝子のおかげで味覚受容体が苦味に対してやたらと敏感なのだという。 野菜の苦味に敏感になるPAV遺伝子 人は誰でも「TASR38」という遺伝子をふたつ持っている。これは舌に備わっている味覚受容体のタンパク質をコードしているもので、苦味を感じるためのものだ。 じつはTASR38にはふたつのタイプがある。苦味に対して鈍感なAVIタイプと非常に敏感なPAVタイプだ。 ふたつのTASR38がどちらもAVIである人は、特定の化学物質が感じさせる