※以下の文章は、2013年9月17日発売のコミック誌「もっと! Vol.4 2013年11月号/総力特集 ジブリの狂気が大好き�・」(秋田書店)に掲載されたものです。同誌は珍しいスタジオジブリ公認のアンソロジー掲載のコミック誌でした。2013年8月末に編集の方から原稿依頼を受けたのですが、「高畑勲、宮崎駿両監督の作風総括と新作批評を短文で」という大変難しいお題でした。当時『かぐや姫の物語』公開前で取材・執筆で忙殺されていたこと、同作の初号試写前であったことなどから、以前の原稿を加筆・再構成するという条件でお受けしました。前半が加筆・再構成、後半が書き下ろしです。 2015.2.15. 高畑さんを 丸いと喩えるなら 宮崎さんは 四角い 高畑さんは 海のようだとすれば 宮崎さんは 山のようだ 似ても似つかない二人だし 近頃では希な偏屈ときている 仕事のこととなると テントウ虫の卵ほども妥協しな
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