カザフスタンで正体不明の肺炎が流行中だと中国当局が警告を発している/Ruslan Pryanikov/AFP/Getty Images (CNN) カザフスタンの中国大使館は9日、同国で正体不明の肺炎が流行し、年始からの死者数が1700人を超えたとの警戒情報を発出した。世界中で流行する新型コロナウイルスより致死率が高いとしている。 中国大使館は現地の中国人向けに出した声明で、カザフスタンの保健省を含む当局が調査を進めているが、肺炎ウイルスの性質が特定できていないと伝えた。 大使館によると、この肺炎は6月中旬以降同国各地で急増し、1日に数百人の増加が報告される地域もあるという。現地メディアの情報として、アティラウ、アクトベ、シムケントの3都市に新規患者が集中し、合わせて約500人が罹患(りかん)、30人以上が重体だと伝えた。 この肺炎による死者数は年始からこれまでに1772人に達し、うち62