わたしの通勤先のひとつは、東京のお茶の水にあります。より正確には、お茶の水と神保町の中間地点にあります。小川町もさほど遠くありません。お茶の水といえば楽器の街、神保町といえば古書の街、小川町といえばスポーツ用品の街として有名です。 1キロ四方ほどのこのエリア、さまざまな食の詰め込まれた土地としても知られています。そんなわけでわたしも、お茶の水の職場に行くときは、その近辺で昼食を摂ることにしています。なるべく、週に1度はちがう店に行くようにしていたら、この4年で100軒を越えるお店に行くことができました。 この記事では、わたしがランチを食べたお店の中でも、おすすめの「肉」を紹介します。 植田麦 明治大学政治経済学部准教授。研究の専門は古代を中心とした日本文学と日本語学。 肉の罠 神保町5番出口を出て左手、タコベルの角を左折して直進、カレーの名店「ペルソナ」のすぐ近くにあるのが、目指す「肉の罠