鳥取市、被災者を臨時採用 男性「ありがたい」2011年6月21日0時47分 印刷 Check 東日本大震災で宮城県から鳥取市へ避難している男性(51)が、市の臨時職員に採用され、20日、竹内功市長から辞令が手渡された。被災者の臨時採用は同市では初めて。男性は6カ月間、国府町総合支所でイベントなどの業務を手伝う。 男性は宮城県の沿岸部で長年すし店を経営。津波は店舗兼住宅まで残り1メートルのところで止まったが、調理機材のほとんどが破損し、魚を買い付けていた漁師も震災で亡くなった。 このままでは生活が成り立たないと判断。男性は入院中の両親を残して、3月22日に妻と子どもの計7人で被災地を車で発ち、26日に妻の郷里の鳥取へ入ったという。現在は市内の県営住宅に身を寄せている。 男性は「鳥取の地域性や地理に慣れていないが、知らない土地に飛び込む機会を与えられてありがたい」。被災地に後ろ髪を引かれる思い
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