栃木県警宇都宮東署は21日、宇都宮市下岡本町、本田技術研究所の主席研究員、広瀬真人容疑者(55)を道交法違反(酒気帯び)の疑いで緊急逮捕した。 発表によると、広瀬容疑者は21日午後8時頃、同所の市道交差点で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。交差点で近くに住む男性会社員(19)の乗用車と出合い頭に衝突。車外で話し合いをしていた途中に現場から車で立ち去り、男性が「相手の人が逃げた」と110番した。間もなく現場に歩いて戻ってきたが、酒のにおいがして発覚した。 広瀬容疑者は、ロボットの研究開発に長年携わり、2000年に誕生した二足歩行の人型ロボット「ASIMO(アシモ)」の“生みの親”として知られる。 調べに対し「福島県内の結婚式に出席し、ビールと日本酒を飲んだ。一度家に帰った後、コンビニエンスストアに行く途中だった」などと供述している。