昨日、BLANCAで作ったハードウェア・フーリエ変換機では、FFTの演算をした後、その結果を画面に表示するために、パワースペクトラムの計算をおこなっています。 その計算は、すなわち、log10 √(x2+y2)の計算を行うわけですが、これをハードウェアで計算しなければなりません。 そこで、次のように回路を工夫しました。 まずx2+y2の計算です。xとyというのはある周波数での実部と虚部ですが、これはSpartan3のハードウェア乗算器を使って計算しているので、簡単に実装できます。 平方根をハードウェアで計算するのは難しいのですが、log10 √P、という演算であればそれほど難しくはありません。対数の性質により、平行根の部分をlogの外に出すことができるからです。つまり、 log10 √P = 1/2 log10 P だからです。 よって、この計算の中心は、logを求めることになります。 さ