17日のブンデスリーガ第30節でFW大迫勇也が所属するケルンに2-3の逆転負けを喫してしまった、日本代表FW武藤嘉紀所属のマインツ。しかしながら順位は依然6位をキープし、ヨーロッパリーグはもちろんのこと、理論上ではチャンピオンズリーグ出場権獲得の可能性も残している。 一地方クラブにすぎなかったマインツが上昇気流に乗り、欧州カップ戦という晴れ舞台へ近付きつつある現状は、やはりマーティン・シュミット監督の手腕によるところが大きい。リヴァプールのユルゲン・クロップ監督、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのトーマス・トゥヘル監督など、マインツは優秀な指揮官を輩出しているクラブであるが、シュミット監督の今シーズンの成績は、彼らに匹敵、もしくはそれ以上のものである。 1:協調性 シュミット監督は「例えば朝食の時に、(スペイン語圏の)FWパブロ・デブラシスとMFハイロ・サンペリオを、そして(ドイ