完全にDFを置き去りにしてフリーになった上で、難しい角度のヘディングを決めた。岡崎慎司は、日本サッカー史のFWの中でも異次元の存在になりつつある。 香川真司からのパスが右のスペースに立つ柏木陽介へ入った瞬間、岡崎慎司はすでにゴールの形をイメージしていた。パスが出た直後に、素早く相手のDFラインの裏へ飛び出し、絶妙なパスをヘディングで合わせ、ゴールへ運んだ。開始4分、美しいゴールで日本の先制点を決め、7得点というゴールラッシュの口火を切った。 「陽介はだいたい左のボランチなんですけど、あそこ(左)の位置でボールを受けたら、ああいうボールを出してくれる。左利きの選手があそこでパスを出してくれると自分の持ち味が生きる。陽介なら見ていない場所へでもパスを出してくれるという意識があるから。少し早かったかもと思ったけれど、オフサイドにならずに良いタイミングでそらして、ゴールを決められて良かった」 日本
順位 チーム名 勝点 勝 引 敗 1 Vissel Kobe 67 20 7 8 2 Sanfrecce Hiroshima 65 18 11 6 3 Machida Zelvia 60 17 9 9 4 Kashima Antlers 57 16 9 9 5 Gamba Osaka 57 15 12 8 6 Tokyo Verdy 54 14 12 9 7 FC Tokyo 51 14 9 12 8 Cerezo Osaka 49 12 13 10 9 Avispa Fukuoka 47 11 14 10 10 Nagoya Grampus Eight 46 14 4 17 11 Kawasaki Frontale 44 11 11 12 12 Shonan Bellmare 44 12 8 15 13 Kyoto Sanga FC 44 12 8 14 14 Urawa Red Dia
国内組に対する高い要求を口にした。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は5日の公式会見で「(国内組の)何人かの選手は体脂肪率に問題がある。もしかしたらそれが原因でA代表にいられないかもしれない」と言及。合宿中に測定した数値から一部の国内組のフィジカルコンディションに不満を感じたようだ。 「国内組にはまだまだ十分な準備ができていない選手がいる。ハイレベルが何かを素早く理解しないといけない。トレーニングでも彼らは高いインテンシティーに長く付いてこられない。国内組のトレーニング状態をフィジカル的に高めないといけない」 国内組への厳しいダメ出し。練習に臨む時点のフィジカルに物足りなさを感じていることをメディアの前でもはっきりと公言し、選手の奮起を促した。 一方、A代表初選出のMF大島僚太、MF小林祐希、欧州組を含めたフル代表には初合流のFW浅野拓磨の3人について「浅野、大島、(小林)祐希に関して、
実にスコアは、7-2。 久しぶりに「強い日本代表」を見た。キリンカップのブルガリア戦は、日本の完勝だった。 単にスコアだけの話ではない。 守備では高い位置からのプレスで相手の攻撃を抑え、攻撃では互いが連動してポジションを動かし、きれいに崩し切ったゴールをいくつも生んだ。"日本らしい"という意味においても、非常に質の高い内容の試合だった。 「素晴らしい試合。このようなハイレベル(なプレー)が見られるのは稀(まれ)なことだ」 試合後、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督がそう語ったのも当然だ。特に前半は、これだけ見事な試合内容の日本代表を見るのはいつ以来だろうと、頭の中で記憶を辿(たど)らなければいけないほどの出来栄えだった。 なぜ日本代表は、これほどの試合ができたのか。その要因を挙げるとすれば、キーワードはふたつ。「2列目の機動力」と「ロングボール」である。 この試合、本田圭佑をケガで欠いた日本代
順位 チーム名 勝点 勝 引 敗 1 Vissel Kobe 67 20 7 8 2 Sanfrecce Hiroshima 65 18 11 6 3 Machida Zelvia 60 17 9 9 4 Kashima Antlers 57 16 9 9 5 Gamba Osaka 57 15 12 8 6 Tokyo Verdy 54 14 12 9 7 FC Tokyo 51 14 9 12 8 Cerezo Osaka 49 12 13 10 9 Avispa Fukuoka 47 11 14 10 10 Nagoya Grampus Eight 46 14 4 17 11 Kawasaki Frontale 44 11 11 12 12 Shonan Bellmare 44 12 8 15 13 Kyoto Sanga FC 44 12 8 14 14 Urawa Red Dia
7-2。 試合前、いったい誰がこんなスコアを予想しただろうか。 ブルガリアには2013年5月30日の試合で0-2で負けており、トータルでも4敗1分けと決して相性がいい相手ではない。今回も接戦、もしくは苦戦さえも予想された。だが、蓋を開けてみれば日本の怒涛のゴールラッシュ。前半だけで4得点を挙げ、勝負を決めた。そのお膳立てをして、勝利に貢献したのがボランチの柏木陽介と長谷部誠だった。 「ブロックを作って守備から入ろう」 ハリルホジッチ監督がスタートで出した指示は、しっかり守ってカウンターを狙うというものだった。だが、ブルガリアがまだ試合に入り切れていない様子を見て、日本は前線からプレッシャーをかけていった。その時、前線で攻撃的に動いたのが柏木だった。 何回も練習してきた柏木から岡崎へのクロス。 前半4分、岡崎慎司に出した左足のクロスは素晴らしいパスだった。この時、香川真司からパスを受けた柏木
「圭佑(本田)は確かにチームにとって非常に重要な選手。彼がいなかった時、前回の最終予選もそんなに勝率が良くないということが結果として出ている。それはチームとして良くないことだと思う」 日本代表のキャプテン・MF長谷部誠(フランクフルト)が3日のキリンカップサッカー2016準決勝・ブルガリア代表戦前日に強い危機感を吐露した通り、このゲームは本田という攻撃の大黒柱を欠く逆境をいかに跳ね返すかが最重要テーマと位置づけられた。 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はこの日、1トップに岡崎慎司(レスター)、右FWに小林悠(川崎フロンターレ)、トップ下に香川真司(ドルトムント)、左FWに清武弘嗣(ハノーファー)、ボランチに長谷部と柏木陽介(浦和レッズ)を据え、予想通りの攻撃陣を選択。新たな攻めのバリエーション構築を期待して、ピッチに送り出した。 その思惑がいきなり結実し、開始早々の4分に岡崎が得意のヘッドで
[6.3 キリン杯準決勝 日本7-2ブルガリア 豊田ス] 後半12分のFW宇佐美貴史のゴールをアシストする右クロスを上げるなど、右サイドバックでフル出場して存在感を見せたDF酒井宏樹(ハノーファー)は「日本代表はうまいから、走ればパスが出てくる。今日は(柏木)陽介くんたちがよく見てくれていた」とパサーに感謝した。 「攻撃陣が頑張って6点取ったので、DF陣としては無失点で抑えなければいけなかった」と、6-0としたあとの2失点に反省の弁も口をついたが、全体としては「アジア予選の相手とは違ってブルガリアはうまい。大差がついたけど、決して弱い相手ではなかった。良い勉強になった」とポジティブに捉えた。 試合で楽しかったのは、柏所属時の09年、ブラジルのサンパウロ州選手権1部モジミリンに留学し、20歳以下のチームで5か月間プレーした際、トップチームにいたFWマルセロ・ナシメントダコスタがブルガリア代表
センス溢れるプレーで攻撃陣を牽引。ブルガリア戦での清武は眩い輝きを放っていた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部) 画像を見る [キリンカップ]日本代表7-2ブルガリア代表 6月3日/豊田スタジアム 左ウイングで先発出場した清武は、圧巻のパフォーマンスで日本の大勝に貢献した。3月のアフガニスタン戦の活躍(1得点・2アシスト)にも勝るとも劣らない輝きを放ち、その実力を見せつけた。 清武はまさに才能の塊である。12年に三浦淳寛と対談をした際にも、興味深いコメントを発していた。 「僕は目の前の相手は見ないで、2枚目のディフェンスを見るんです。1枚目は絶対に抜けるから。 ほぼなんにも考えないです。絶対に1枚目は抜けるんで。ひとり目を抜いた時のボールの置きどころをどこにするかだけは考えますね。1枚目を交わすっていう意識は、今まで持ったことがないですね」 清武の視野は抜群に広い。だからこそ、
香川の10番をはじめ、宇佐美の11番、本田の4番、岡崎の9番はいつもどおり。(C)SOCCER DIGEST 画像を見る キリンカップに出場する日本代表メンバーの背番号が決定した。 初招集の小林祐希は24番、大島僚太は25番が託された。その他の選手は以下のとおり。 【写真】キリンカップに臨む日本代表メンバー25人 Pos. 背番号 名前(所属) 生年月日 身長・体重 出場・得点(GKは失点) GK 1 川島永嗣(D・ユナイテッド) 83.03.20 185・82 71・-71 23 東口順昭(G大阪) 86.05.12 184・78 2・-1 12 西川周作(浦和) 86.06.18 183・81 24・-16 DF 5 長友佑都(インテル) 86.09.12 170・68 88・3 20 槙野
6月3日と7日に行われるキリンカップに向け、日本代表が30日より愛知県内で合宿をスタートさせた。 今合宿に先立ち、前日まで実施された欧州組の強化合宿にも参加していたFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)は、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督との面談で自身が求められている役割について「ハッキリわかった」と強調した。 3月29日に行われた2018 FIFAワールドカップロシア アジア2次予選のシリア代表戦では、負傷したMF山口蛍(ハノーファー)に代わって、後半途中からボランチで出場した原口。本職ではないポジションでのプレーだったが、「前回はもう練習でもボランチってわかっていたんで」と振り返ると、「でも、さらに細かくというか、何を求めているかっていうところまでハッキリわかったので」と、指揮官の要求がより明確になったと話す。 キリンカップに向けては、「もう結果を残すことだけですね。そのための準備、攻撃でも守
A代表初招集を受けた小林祐希(中央)。合宿初日では同世代の宇佐美らと談笑する場面も [写真]=三浦彩乃 「この5年間で本田(圭佑=ミラン)や真司(香川=ドルトムント)が海外に行ったが、彼らを超える日本人選手が出てきていない」とヴァイッド・ハリルホジッチ監督が言えば、「もっと若い20歳前後くらいの選手が(出てこないと)ね。僕らの世代もそのくらいの年齢で出ているし」と香川が珍しく苦言を呈した通り、日本代表の世代交代の遅れは以前からの大きな問題となっている。今回のチーム最年少である21歳の浅野拓磨(サンフレッチェ広島)はすでに欧州組合宿から参加しているが、A代表初招集の小林祐希(ジュビロ磐田)と大島僚太(川崎フロンターレ)はキリンカップに向けた30日からの全体合宿初日からの合流となった。若手2人がフレッシュな空気をいかに吹き込むか。彼らの一挙手一投足が大いに注目された。 しかしながら、この日は2
6月3日と7日のキリンカップ(豊田・吹田)に向け、24日から行われている日本代表欧州組強化合宿も早いもので5日目。28日も午前午後の2部練習が行われた。 10時からの午前練習は、前日合流した本田圭佑(ミラン)、香川真司(ドルトムント)、浅野拓磨(サンフレッチェ広島)、その前に合流した岡崎慎司(レスター)と原口元気(ヘルタ・ベルリン)に加え、前日午後にオフを与えられた川島永嗣(ダンディー・ユナイテッド)、長友佑都(インテル)、吉田麻也(サウサンプトン)、清武弘嗣、酒井宏樹(ともにハノーファー)、酒井高徳(ハンブルガーSV)とリハビリ中の山口蛍(ハノーファー)、内田篤人(シャルケ)、武藤嘉紀(マインツ)も戻ってきて、総勢14人でトレーニングがスタート。クロス&シュート、6対6などより実戦に近い内容が盛り込まれた。 そして17時の午後練習からは長谷部誠(フランクフルト)が合流。これで欧州組全員が
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