「サトシの夢はより今日的意義があるものだと思う」 金融庁の氷見野良三長官は25日、2日間にわたって行われたブロックチェーンイベント「FINSUM」の閉会の挨拶の中で、ビットコイン(BTC)の発明者サトシ・ナカモトによるプルーフ・オブ・ワーク(PoW)による信頼構築の取り組みが今日的意義を持つと主張した。 信頼の構成要素の急速な変化サトシ・ナカモトがビットコインのホワイトペーパーを発表したタイミングが、2008年10月のリーマンショック後のタイミングだったことから、氷見野氏は紐解いていった。 「信頼の危機の中、サトシは、私たちの経済の中核的インフラである決済システムを信頼できるサードパーティのない状態で、完全にP2Pで構築できる可能性を説いたのだった。造幣局、銀行、規制当局、中央銀行、財務省、検察官、裁判所、または軍。そういったものが必要ないというのだ。この提案と、PoW、タイムスタンプ、ビ