横浜市神奈川区の住宅街で2日午後、野生の子ダヌキが捕獲された。両手に収まるほどの大きさで、市立野毛山動物園に引き渡された。 同園によると、保護されたのは、生後3〜4週間とみられるホンドタヌキ。目立ったけがはないが、かなり痩せており、自分で餌がとれるまで成長するのを待ち、秋には自然に戻す。 神奈川署によると、同日午後1時45分ごろ、同区新子安2丁目の路上で歩き回っているタヌキを、帰宅途中の男性(37)が捕獲。同署を通じて同園に引き渡した。 捕獲現場の付近には雑木林がある。同園には年間約20件、保護された野生のタヌキが届けられている。子どものタヌキが保護されたのは今年に入り3件目という。