ゲーム雑誌出版のエンターブレインは31日、2009年度の国内ゲーム市場規模が前年度比0・6%減の5490億6000万円だったと発表した。2年連続の減少だが、08年度の減少幅(18・4%減)は大きく下回った。ハードは低迷したものの、ソフトで「ドラゴンクエスト9星空の守り人」など大作が出たことが補った。 内訳は、ハードが6・6%減の2161億8000万円、ソフトが3・7%増の3328億8000万円だった。ソフトは年度後半に大作の発売が相次いだことから2年ぶりの増加となった。ハードは据置型機が軒並み値下げに踏み切ったことから、販売価格が縮小したことが影響した。 エンターブレインでは「大作を中心としたソフトの販売好調でほぼ前年並みの市場規模になった」(広報部)と分析している。 一方、09年度の国内ソフト販売本数では、スクウェア・エニックスが昨年7月にニンテンドーDS向けに発売したドラゴンクエスト9