ジュネーブ国際音楽コンクールで、優勝した萩原麻未さん(右)=前川写すジュネーブ国際音楽コンクールで優勝した萩原麻未さん=前川浩之写す 【ジュネーブ=前川浩之】ジュネーブ国際音楽コンクールのピアノ部門の決勝が18日夜開かれ、広島市出身の萩原麻未さん(23)が優勝した。同部門での日本人の優勝は初。その経歴などから、クラシック音楽マンガ「のだめカンタービレ」の主人公にも重ね合わされる新進気鋭のピアニストの快挙だ。 演奏したのはラベルのピアノ協奏曲ト長調。高度な技術と楽曲の深い理解が求められるが、滑らかにやわらかく弾きこなし、観客を魅了した。同コンクールのピアノ部門は前回2008年、前々回05年は1位を出さず、評価の厳格さで知られるが、審査員を務めた岡本美智子・桐朋学園大教授によると、「天性の自然な音楽性と将来性を評価して満場一致の1位でした」。 萩原さんはフランス人ピアニストに見いだされ、
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