日本で唯一のアウトサイダー・アート専門のプライマリー・ギャラリーである小出由紀子事務所で、今月3日からヘンリー・ダーガーの写真展が開催されます。 ヘンリー・ダーガー(1892-1973)は人生の後半40年をシカゴの貸間に暮らし、15,000ページを超える叙事詩『非現実の王国で』を綴り描きました。孤独なアーティストの生活の場にしてアトリエだったその部屋は、ヴィヴィアン・ガールズや珍獣ブレンゲンが活躍する「非現実の王国」への入口でもありました。 主の死から25年を経て、取り壊しが決まった部屋の最期を北島敬三が撮影したシリーズが、今回展示されます。『ヘンリー・ダーガーズ・ルーム』として小出さんと僕のふたりが自費出版した書籍で、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。写真集では見えにくかったディテールと、部屋に漂うオーラの凄まじさを、大判のプリントで堪能してください。 なお、小出由紀子事務所が入っている
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