8/1毎年恒例の路線価が発表されました 。路線価平均8.6%上昇、07年分2年連続・地価回復広がる全国平均8.6%の上昇という数字の大きさに驚かされますが、元々路線価は、商業地と住宅地の道路を基準にした値付けですから、市街地限定の調査という側面がありますので、調査地点に地価上昇地点を多く含んでいるということです。また3大都市圏を中心に再開発ブームが続いている状況で、将来の値上がり期待が大きいという側面もあります。地価は株価とともに、将来を織り込んだ価格形成をするものです。 そういった意味で、現在の価格水準を見る限り、バブルの再来という要素はあまりないのですが、やや期待先行という側面はあります。当然行き過ぎの可能性はありますので、時期が来れば調整局面もあり得るということは押さえておきましょう。日本の地価神話というのは、要するに高度経済成長時代に、5%程度のインフレ含みで経済成長してきた時代の