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ブックマーク / blog.tatsuru.com (28)

  • これはオススメ『グラインドハウス』 - 内田樹の研究室

    棚とJCOMのチューナとストゥールが同時入荷した。 これで床置きの段ボールが片づくと、ようやく引越が終わる。 やれやれ。 「えぴす」の原稿のため『グラインドハウス』の二立て『プラネット・テラー』と『デス・プルーフ』をまとめ見する。 こ、これわ面白い。 『プラネット・テラー』はローズ・マッゴーワンちゃんが片足義足にマシンガンを植え込んで空中を飛びながらばりばり撃つ格好いい映画。(空中を飛びながらばりばり銃を撃つ絵がロドちゃんは大好き。『デスペラード』でも『レジェンド・オブ・メキシコ』でもやってましたね)。 その「ばりばり」ローズちゃんは『デス・プルーフ』ではカート・ラッセルに簡単に殺されちゃいます。あらまあ。(ローズちゃんは『スクリーム』でガレージのドアにはさまれて死んじゃう子です)。 『デス・プルーフ』(「耐死仕様」このタイトルでいいのにね)はタラちゃんの「無駄話映画」。 車の中とバー

    nennpa
    nennpa 2007/09/04
  • 若者はなぜうまく働けないのか? (内田樹の研究室)

    CIRCUSという雑誌の取材がある。 お題は「どうして若者はうまく働くことができないのか?」 一方に引きこもったまま労働しない若者がおり、一方に過労で倒れそうな若者がいる。 いずれも「うまく働いている」わけではない。 どうしてなのか。 たしかに「どうしてなんでしょう」と訊きたくなる気もわかる。 お答えしよう。 これは複数のファクターの総合的な効果であるから、単一の原因を探してもダメである。 第一は働く個人の側の問題である。 『下流志向』で分析したように、労働を経済合理性の枠内でとらえると、労働者は自分の労働の成果に対して、「等価の」報酬が、「遅滞なく」、「固有名宛て」に給付されることを望む。 学生たちが知っている「work」の経験はさしあたり受験勉強と就活だけであるが、それはまさに、努力に対する報酬(成績や合否採否)が(成績発表、内定通知の日に)「遅滞なく」、努力にふさわしい評価として、固

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    nennpa 2007/07/02
    おもしろかった/反発してるブクマコメが結構多いのも興味深い。
  • めちゃモテ日本 - 内田樹の研究室

    CanCamの「ひとり勝ち」状態について、これまでメディア関係者から何度か訊かれたことがある。 「どうしてなんでしょうね」 そんなこと私に訊かれても。 しかし、ありがたいことに学の学生諸君には多くのCanCam読者がおり、彼女たちは当該雑誌と競合誌『JJ』や『ViVi』との記号論的差異について、世界でいちばん詳しい。 その中のひとりであるM村くんが、CanCam系ファッションの究極の目的であるところの「めちゃモテ」とはどういう状態を指すのか、というたいへん大胆にしてラディカルな問題提起をゼミでしてくれた。 こういうおいしい「現場ネタ」を寝ころんだまま拾えるのが女子大教師の特権である。 同僚の教師諸君の多くは教室で「学生に知識を教える」ということをされているが、私はできるだけ「学生から知識を教わる」ようにしている。 お給料をいただいてそれでは「やらずぶったくり」というか「盗人に追い銭」では

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    nennpa 2007/06/27
    おもしろかった
  • CS minded teacher - 内田樹の研究室

    火曜日の大学院ゼミに浜松のスーさんが来る。 大学聴講生第一期生のスーさんがこの教壇で発表をするのは4年ぶりのことである。 公立学校の教育現場からの、たいへんリアルな、そして困難な問題提起がなされた。 そのときにその困難な問いへの解決の糸口として話したことと同じようなことを翌日は三菱東京UFJ銀行のCSマインドセミナーでも話すことになった。 CSってご存じですか? Customer Satisfaction 「消費者の満足」のことである。 これをCSは「顧客第一主義」とか「顧客中心主義」というふうに訳している。 それは違うだろうという話から始める。 教育の現場でもコンサルの諸君は「大学教職員もCSマインドを持て」というようなことを言い募っている。 これからはお客様である志願者や保護者のニーズを第一に配慮して・・・ でもさ、そういうことを言っている当のコンサル諸君は、キミたちの「お客様」であ

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    nennpa 2007/06/21
    すばらしい
  • 愛国について語るのはもうやめませんか (内田樹の研究室)

    教育関連三法が今日参院を通過する予定だそうである。 安倍首相は昨日の参院文教科学委員会の総括質疑でこう答えた。 「地域を愛する心、国を愛する心を子どもたちに教えていかなければ、日はいつか滅びてしまうのではないか。今こそ教育の再生が必須だ。」 私は子どもが郷土や国家にたいして愛着を持つことは国民国家にとって死活的に重要であるということについて首相に異存はない。 しかし、「愛国心」というのはできるだけ公的な場面で口にすべきことではない言葉のように思う。 法律文言に記すというようなことはもっともしてはならぬことである。 それは左派の諸氏がいうように、愛国教育が軍国主義の再来を呼び寄せるからではない。 愛国心教育は構造的に人々の愛国心を毀損するからである。 私は愛国者であり、たぶん安倍首相と同じくらいに(あるいはそれ以上に)この国の未来とこの国の人々について憂慮している。 日人はもっと日の国

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    nennpa 2007/06/20
    ええ話であった。ただ気に入らないというだけの理由で誰かを排除してはいけない。10倍になって帰ってくるから。
  • 新学期のご挨拶 - 内田樹の研究室

    2007年度の新学期が始まる。 岡田山に来て18回目の新学期である。 新メンバーで部長会に出てから、最初の三年生のゼミがある。 新顔の15名のゼミ生たちにご挨拶をする。 内田ゼミにようこそ。 日は初日であるので、このゼミではどんなことをやるのかについてご説明しよう。 このゼミは「知識」を得るためのものではない。 「知識」というのは基的に一問一答のクイズ形式でフォーマットされている。 「タイ・カッブの最高打率は?」「0.420」 「ニール・ヤング、ジム・キャリー、マイク・マイヤーズ。共通点は?」「カナダ人」 というふうに。 しかし、実際に人生の岐路でそういうクイズ形式の問いを差し向けられるということは起こらない。 実際に人生の岐路(めいたところ)で私たちが遭遇するのは「答えがもともとない問い」と「答えがまだ知られていない問い」だけである。 「答えがもともとない問い」というのは問いに対して

  • びっくり三題 - 内田樹の研究室

    驚くことが三つあった。 一つめ。 選挙運動が始まったので、窓の下を連呼の声が通る。 うるさいなあと思いながら仕事をしていたら、突然「県会議員候補かどのぶおの娘でございます」という声が聞こえてきた。 いま県会議員をされている門信雄さんは私がるんちゃんといっしょに芦屋の山手町の山手山荘という古いマンションに住んでいたときのお隣さんである(その頃門さんは芦屋市議だった)。 その娘はれいこちゃんといって、るんちゃんと同い年で、ふたりはよく行き来して遊んでいた。 れいこちゃんはその頃は七つか八つか、それくらいのちびちゃんだったが、その子がもうお父さんの選挙運動の手伝いをして「父をよろしくお願いします」とマイクを握って沿道に手を振るようなお年頃になったのである。 転た、感慨に堪えぬのであります(@佐分利信 in『彼岸花』)。 るんちゃんにメールを送ると、すぐに「そうか〜。れいこちゃんも政治活動している

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    nennpa 2007/04/03
    内閣情報調査室!/そんな戦争映画、もう作るのは無理なんじゃないかなあ
  • 大学漫画を読む (内田樹の研究室)

    センター入試の二日目の理科の試験監督が当たっているので、日曜日だけど、冬空の下を昼から大学に出かける。 学長、入試部長、大学事務長、入学センター課長とご挨拶もそこそこに前期試験の志願者数をお訊きする。 前年比8%減。 学を第一志望にしている学生のうち相当数を秋季入試でもう取ってしまったので、一般入試の目減りがこの数字で収まったのは善戦といってよいであろう、と総括。 各大学の志願状況がネットで公開されているが、どこもたいへんな苦戦を強いられている。 ふつうに考えるとある大学の志願者が減った分だけ、他の大学の志願者が増えて、トータルではゼロサムになっているはずだが、そうではない。 大学全入時代であるから、「滑り止め」にいくつも大学を受ける必要がないのである。 以前は7、8校受験するのが当たり前であったが、今年は自信のある受験生は2,3校にまで絞り込んでいる。 だから、志願者実数は5%減だが、

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    nennpa 2007/01/22
    こりゃ、教員も学生諸君の期待にこたえないとね。w