第2回は、情報の少ない熱伝導シートをチェックしていく。CPUグリスと比べるとどうなのかが気になるところだ。 メリットとしてはCPUグリスのように塗る必要がなく、CPUとCPUクーラーの間に挟むだけでOKというところだ。製品によっては繰り返し使用可能であったりもする。デメリットとしては、そのCPUにジャストサイズでないことで、その点から冷却性能について不安を覚えやすい。 熱伝導シートは、熱伝導率が20W/m・Kや90W/m・Kといったものもあり、性能表記によるスペックはCPUグリスより高いことが多い。では、実際どうなのかさっそく検証してみよう。 検証機材は第1回と同じく、AMD「A10-6800K」を使用し、BIOS放置で10分経過したところで、BIOS読みの温度とサーモグラフィー「FLIR E8」による計測を実行している。
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