佐世保市の中心部アーケードで10日、陸上自衛隊西部方面普通科連隊など約200人による市中パレードがあった。陸自相浦駐屯地(同市大潟町)の創立記念行事の一環。 駐屯地によると、自衛隊の真の姿を市民に見てもらうことで、隊員の使命の自覚と士気高揚などが目的。東日本大震災での派遣に伴う市民からの感謝をうたう横断幕を先頭に、音楽隊や小銃を携行した隊員らが続いた。 行進前、近くの島瀬公園で、佐世保地区労や佐世保原水協など市民団体約150人が武装パレードに反対して集会を開いた。震災での自衛隊の活動に感謝、敬意を示した上で「震災から半年を前に、銃器を携行したパレードをする必要はない」としてシュプレヒコールを上げた。 11日には駐屯地で記念式典がある。 〔長崎版〕