首都圏のJR、地下鉄、私鉄各線など400を超える駅で12日の始発から自動改札機が電源を入れても作動しないトラブルが発生した。トラブルがあった各鉄道ではほぼ全駅で混乱回避のため、改札を開放扱いにして乗客をそのまま通過させる措置を取った。 今年3月にICカード乗車券Suica(スイカ)とPASMO(パスモ)の相互利用が始まって以来、複数の鉄道会社にまたがって、同時に自動改札機のトラブルが起きたのは初めて。ネットワークトラブルとみられ、一時は全駅の改札機が動かなくなる鉄道もあったが、JR東日本によると午前7時50分ごろから徐々に復旧し始めた。電車は正常に運行している。 トラブルがあったのはJRが大宮、川崎、横浜、宇都宮など約190駅、都営地下鉄が全路線で100駅前後、東京メトロが銀座線、丸ノ内線など8路線48駅。東急、西武、東武、小田急、京成などの私鉄、東京モノレールでも一部駅で電源が入らない不