2007年01月01日 14:38 さとうきびやとうもろこしなどの植物、さらには廃材やわらくずなどの植物資源からグルコースなどを発酵させて作ったエタノールのことをバイオエタノール(バイオマスエタノール、Bioethanol)と呼んでいる。石油などの液化化石燃料の代替燃料として現在注目を集めている燃料。日本国内では通常燃料に3%までなら混ぜても自動車の運行に問題はないとする結論が出て、有効利用が叫ばれている。 バイオエタノールが注目されている最大の理由は、燃焼による二酸化炭素が一般エタノールと違い「排出量としてカウントされない」点、つまりは環境への負荷が低いことにある。そもそも原材料となる植物の成長過程において、光合成で吸収した大気中の二酸化炭素の方が多いので、再びバイオエタノールが燃焼して大気中に放出されても、大気中の二酸化炭素の総量は変化しないとの考えによるもの。 昨今の原油高によって、