──俗に言う「ファンの耳を鍛える」というような。 「DOBUT」はMINISTRYっぽいし、インダストリアルではないけど「EARSE」なんてまんま、Jane’s Addictionでしょう。でも、じゃあ、MINISTRYやJane’sどの曲なのかといえば、べつにどれでもないんですよね、何となく雰囲気が似てるだけ。そういう洋楽のマニアックな音楽要素を噛み砕いて解りやすく表現するのが上手い。そして、何よりもキャッチー。それは歌詞だったり、いろいろな要素はあると思うけど、やっぱり歌が入ってる以上、聴いてる人の耳にすっと入ってくる、口ずさむことが出来る、というのは大きいです。 ──でもサウンドはマニアック。知らず知らずのうちにリスナーの耳も肥えてくると。 だから事実上、彼の死後に発表となってしまった「ピンク スパイダー」なんて良い例ですよね。100万枚売れたけど、冷静に考えれば、そんなに売れるよう
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