既に、耳の早いロックリスナーやネット音楽リスナーの間で話題を集めているニューカマー、米津玄師(ヨネヅケンシ)。彼はいったい何者なのだろうか? 実は米津は、動画共有サイトに投稿した自身の楽曲の総再生回数が2000万回を越える、トップクラスの人気を誇るVOCALOIDクリエイター「ハチ」として活動してきた人物だ。そんな「ハチ」が、本名である米津玄師名義で自ら歌うことを選び、全曲書き下ろしの新曲で構成された1stアルバム「diorama」を完成させた。これは、ネット上の才能を現実世界へ解放する決定打となる大事件だ。 作詞、作曲、編曲、歌、演奏、動画、アートワーク、ミックスを全てひとりで手がける、ネット世代ならではの驚異のクリエイティビティ。動画共有サイトに先行アップロードした「ゴーゴー幽霊船」「vivi」「恋と病熱」の3曲が、既に総再生回数170万回を越えている人気の高さにも注目したい。CD不況