Lesson589 作品のおとうさん2 「作者は好きだが、作品は好きになれない」 という現象を考えるとき、 なぜかセットで私に浮かぶのは、 「音楽は愛しているが、 これといってファンのミュージシャンはいない。」 というような存在だ。 まず読者メールをお読みください。 <ファンという感覚になじめない> 「作者は好きなのに、作品は好きになれない」 「作品は好きなのに、 つくった人間そのものは好きになれない」 すごくよく分かります。 ここ3~4年の間、私自身強く感じていたことでした。 というのも、自分は昔から 「ファン」という感覚に馴染めずにいます。 好きな作家や音楽家、俳優など、 好きな作り手たちは多くいるんですが、 彼らが生み出した作品すべてをチェックするとか、 ライブやイベントに行くとか、 今だとブログやツイッターをチェックする ということを私はほとんどしません。 「この作家はここがいい