「トリシュナ」はサンスクリット語では「渇き」(そこからの派生で「愛」も意味する)薬になる物は用法や摂取量によっては毒になる、というか毒にならない物は有効な薬にはならない、という話を読んだことがある。人にとって欲望と言う物はそういう物ではないか、と思う。ある種の渇きによって自分が動かされていると自覚することは多い。そんなことをいろいろと考えて歌詞を書いた。 いつもこだわるところだが、1曲目のイントロはアルバム全体のイントロでもあるので、ギターリフの最初の部分だけは20回以上弾いている。最初のリフからドラムのフィル、ベースイン、本イントロでこの作品の評価が決まる!という気合いを充分に注入したつもり。 去年の9月時点で完成していたのでアルバムの中でも最も古い曲の一つ。ドアを開けてそこにあった思わぬことで落ちたスノードームを踏んでしまうことで一瞬先のこと、ほんの先の未来でも誰も知ることができないと