イントロダクション ここまでは今までのJavaの常識からはありえない「実行時例外を使いましょう」という考え方をご紹介します(ちなみにこれは『実践J2EEデザイン』という書籍で紹介されたイディオムで、デザインパターンではありません)。 筆者も「実行時例外を使おう」と初めて聞いたときはたいへん驚きました。今までの常識が崩れ去った気分でした。 しかし、今ではこの方法で、問題なく、以前よりも効率良くアプリケーションを書いています。 パターン解説 例外には大きく分けて検査例外と実行時例外があります。 検査例外はjava.lang.Exceptionを継承した例外です。 検査例外が発生する場所では、必ずcatchブロックで例外をキャッチするか、throws句で例外をメソッドの呼び出し元に投げる宣言をする必要があります。 実行時例外はjava.lang.RuntimeExceptionを継承した例外です